世界を変える未来のリーダーの宝箱『少年少女国連大使』
皆さん、こんにちは!ママ職代表山﨑恵です。
突然ですが皆さん『少年少女国連大使』はご存知でしょうか?
何それ?と思われる方が大半かもしれません。
少年少女国連大使、正式にはJCI JAPAN 少年少女国連大使と言います。
この少年少女国連大使は2011年に発足され、国連、日本外務省をはじめ、多くの団体・協賛企業と世界JCI・日本JCI、
そして日本各地の青年会議所の協力により進められているプロジェクトです。
このプロジェクトの参加資格のひとつは日本国籍である小学校5年生~中学2年生が対象ということ。
年齢を見てもわかるように、本当に子ども達が大人と同じように世界について学び・考えているのです。
今までに日本全国から130名以上の中学生が『少年少女国連大使』として参加しています。
彼らは、アメリカ・ニューヨークの国連本部で研修を行い、現地アメリカでのホームステイ、外部団体などの国際交流を深めています。
2018年2月19日。金沢で開催された会議に、出席させて頂きました。
この金沢会議ではSDGs(エスディージーズ)が制定された2015年から5年間に渡る会議で、SDGsについて学ぶことができる会議です。
SDGsは、ご存知でしょうか?
最近ではお笑い芸人のピコ太郎さんが、SDGsをネタにしたPPAPを国連で披露した、
というニュースもありましたので言葉を聞いたことある方もいらっしゃるかもしれません。
SDGs(エスディージーズ)は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、
2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、
国際社会共通の目標のことです。
SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で、できています。
上のアイコンは、SDGsの17の目標をわかりやすくしたものです。
『世界を変えるため』と聞くと、とんでもなく大きなことのように思えますが、
このアイコンひとつひとつを見て頂くと、どうでしょうか?
当たり前のようで、そして誰もが願うことではないでしょうか?
でも、その当たり前のような目標を達成するのはとても難しいことです。
これらのことを、子ども達が世界を見て考えてそして自分たちで達成しようとしているのです。
今回の青年会議所、金沢会議で、SDGsの見識が深まったのは言うまでもありませんが、
最もインパクトを受けたのは、「少年少女国連大使プロジェクト」の子どもたちの発表でした。
高校2年生の女の子が最初に
「突然ですが、私は自分の行動が世界につながっていることを信じてやみません。」
その言葉から始めるスピーチは感動で身震いするほどでした。
更に私は小学校6年生のスピーチを聞いて心から感動しました。
この子は、研修でカンボジアに行ったそうです。
「カンボジアの子どもたちに『将来の夢は何?』」と聞くと
『将来の夢ってなに?』と聞かれました。
夢すらも見ることもできないカンボジア子どもたちの、将来の夢を応援することが、私の夢です」
という言葉。
この子の未来はきっと、世界を変える人になっていくのだと確信するほどでした。
子どもならではの柔軟な視点、そして考え方。
でもそれは確実に未来を創るための一歩となりうる力。
そんなプロジェクトに関わらせてもらっていることを、光栄に思いました。
彼らが創る未来がより良いものになるように、今、私たちが頑張って世界を創らなくてはいけないのです。
難しく考えることはありません。
子育てをしているママたちにだって、できる力・やれる力・何かを変える力は無限大だと私は思っています。
今日から少し、お子さんと一緒に世界について考えてみませんか?
そして、もしお子さんが興味を持って頂けたら、ぜひ『少年少女国連大使』として活躍してほしいと願っています。
少年少女国連大使、今年も行なわれます。
親である身としては、自分のこどもが参加できる歳になったら、是非参加させたいと思うプロジェクトでした。
↓2018年の少年少女国連大使についてはこちら↓