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フィンランドの子育て支援、ここがスゴイ!

  • 執筆者の写真: 山崎恵
    山崎恵
  • 2018年12月3日
  • 読了時間: 3分

みなさん、こんにちは!

とうとう12月に入り、もうすぐクリスマスですね!

クリスマスと言えばサンタクロースですが、

本物のサンタクロースがいることでも有名な「フィンランド」が

子育てしやすい国ランキングで上位に入っている事を、みなさんご存知ですか?

フィンランドは世界でもトップレベルの男女平等な国で、

女性のほとんどが男性と同じようにフルタイムで働いています。

そんな働くママが多いフィンランドですが、子育てしやすいと感じる国民が多いのには、

フィンランドの充実した子育て支援があるからなんです!

今回は、そんなフィンランドの日本とは違う子育て支援についてご紹介いたします。

「ネウボラ」で家族をサポート

「ネウボラ」という言葉を聞いた事がありますか?

ネウボラとはフィンランド語でアドバイスの場という意味です。

フィンランド国内には、各自治体にネウボラという子育て支援施設が必ずあります。

ネウボラでは、妊娠時から就学前までの子供の成長や発達をサポートするだけでなく、

その家族みんなの心と体のサポートも目的としています。

日本では妊婦健診を受けるには病院に通いますが、

フィンランドでは妊婦健診は主にネウボラに常勤している保健師または助産師によって

無料で行われ、病院での健診はほんの数回です。

また各家庭に担当の保健師がつくので、妊婦健診から出産後の母子の健診だけでなく、

育児相談や家庭の相談など、すべて担当の保健師が行います。

同じ保健師が継続的にサポートすることで、信頼関係を築きやすく、

常に自分達の事を分かってくれている人がいるという安心感があります。

妊娠したら貰えるマタニティパッケージ

フィンランドでは妊娠すると国からマタニティパッケージという物が貰えます。

実際には140ユーロかマタニティパッケージのどちらかが選択できますが、

ほとんどの人がマタニティパッケージを選ぶそうです。

このマタニティパッケージは、大きな箱に赤ちゃんの服やアウター、おもちゃやベビー布団など、

生後12ヶ月までの赤ちゃんに必要なものがたくさん入っています。

さらに、箱自体が簡易のベビーベッドになるので、

これだけで赤ちゃんを迎える準備はばっちり!

デザインも北欧ならではのナチュラルで可愛らしい服や小物がたくさん入っています。

ママもパパも育児休暇が最長3年!

フィンランドでは男女問わず育児休暇は最長3年と、日本に比べてとても長いです。

3年間育休を取得したとしても育休前の役職に復帰できるので、

安心して育児に専念することが出来ます。

フィンランドでは共働き世帯が非常に多く、フルタイムで働く女性が多いため、

男性も積極的に育休を取ります。

フィンランドの男性の育休取得率は80%近くにもなり、

男女ともに育児が出来る環境が整っていると言えます。

小学校から大学まで授業料が無料

日本と同様に、フィンランドでも義務教育は小学校、中学校の9年間です。

しかし、日本と違うのは大学卒業までの授業料が無料ということです。

授業料だけでなく文房具や給食も全て無料なので、

経済状況に関係なく、誰でも平等に教育を受ける事ができます。

子育て支援を手厚くすることで、未来の国を豊かにする

いかがでしたでしょうか?

フィンランドと言えば、税金が高いということでも有名です。

しかし、高い税金はこういった子育て支援などに有効に使われているため、

多くの国民が税金の使い道に納得しています。

フィンランドでは子育て支援を手厚くし、子供達に投資するということは、

将来の自分たちの国を豊かにするという考え方を持っています。

日本でもフィンランドのように、今以上に子育てしやすい国になっていくといいですね!

 
 
 
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