ちょっと不思議?!世界のクリスマスの過ごし方
みなさん、こんにちは!
気付けば師走。
クリスマスイルミネーションが街に輝き、お店にもたくさんのクリスマス商品が並んでいて
子どもだけでなく、大人もどことなくワクワクしてしまいますよね。
さて、今日はそんなクリスマスにちなんで、ちょっと面白い世界のクリスマス習慣を
ご紹介したいと思います。
<フィンランド>
サンタクロース村があることでも有名なフィンランド。
フィンランドのクリスマスは24日~26日の3日間です。
イブの日には、『最も大切な祭日であるクリスマスを迎える前に心身ともに清める』という意味で
サウナに入るそうです。
クリスマスのごちそうは、「ユールシンカ」(↓写真)と呼ばれる豚肉のハムと、
好みの野菜や肉を入れてオーブンで焼き上げる「キャセロール」。
そして胃に優しいミルク粥を食べるのだそうです。
<オーストラリア>
サンタクロースと言えば、赤いコートを着て雪の上をトナカイのソリに乗ってくるイメージですが、
南半球のオーストラリアでは、真夏にクリスマスを迎えるのでサンタクロースの格好も夏仕様。
半袖・半ズボン姿でサーフボードに乗ってやってくるというのが一般的です。
クリスマスの料理は、家の庭や海辺でBBQというのがオージースタイルだそうですよ。
<フランス>
フランスでは、イブと当日は一家だんらんを楽しむのが定番だそうです。
そして、クリスマスケーキは「ブッシュ・ド・ノエル」
これはフランス語で「クリスマスの薪」という意味だそうで、
フランスの伝統的なケーキだそうです。
その名の通り、薪や切り株の形をしている有名なケーキですよね。
<メキシコ>
メキシコでは12月16日~25日にかけての9日間がお祝いの期間です。
クリスマスキャロルを歌いながら家々を練り歩くのがメキシコ風。
子どもたちは、ピニャータと呼ばれるくす玉を割って、
中から出てくる沢山のお菓子をもらうのが楽しみなのだそうです。
各国面白いクリスマスの過ごし方がありますが、
実は日本のクリスマスも外国の人から見ると「ちょっと変」らしいのです。
その不思議とは「なぜ、日本ではクリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べるのか?」
というものです。
私たち日本人からすれば、おかしくない気がしますが、
わざわざクリスマスディナーにファストフードのチキンを食べるというのが
不思議に思うそうです。
欧米ではクリスマスには七面鳥などのローストチキンを食べますが、
日本にはそんな大きなお肉を焼けるオーブンはありません。
そこで、諸説ありますが、
1974年頃にケンタッキーフライドチキンが始めたキャンペーンが発端になり、
日本ではクリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べるようになったのだそうです。
最後に、クリスマスと言えば欠かせない人物。
サンタクロースについてご紹介したいと思います。
サンタクロースのモデルは4世紀頃の東ローマ帝国(現在のトルコ)に実在した聖人、
聖ニコラウスと言われています。
ニコラウスの伝説の一つに
『ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることになる家の存在を知った。
ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、金貨を投げ入れる。
このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入っていたという。
この金貨のおかげで娘の身売りを避けられた』
という話があるそうです。
この話が由来となり、「夜中に家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」という、
サンタクロースの伝承が生まれたそうです。
ちなみに、ヨーロッパではサンタクロースにはお供がいるそうです。
お供は国によって姿が違い、おじいさんや妖精の姿、かぎ爪と角を持った怪物の形などと
様々です。
共通しているのは良い子にはサンタクロースがプレゼントをして、
悪い子には従者がお仕置きをするということ。
お仕置きは石や棒といったものを置いていくというものから、灰袋で叩かれる、
袋に入れて地獄に連れて行くというものまであってビックリです。
これは『子ども達が良い子で一年過ごせるように』という願いを込めた
神聖なお祭りだそうです。
日本の『なまはげ』にも似ている気がしますね。
いかがでしたか?
様々なクリスマスの過ごし方があって、面白いですよね。
今年のクリスマスには是非、家族団らんの話題にしてみてください。
みなさんが楽しくて素敵なクリスマスを過ごせますように!!