こども食堂から考える身近なSDGs
みなさん、こんにちは!
いよいよ、GWに突入しましたね!
今年は様々な行事が重なり、最大10連休になりますね。
サラリーマンの夏休みの平均が6.2連休とのことなので、
それよりも長いことになります。
普段よりお子さんと一緒に過ごす時間が多い!
という方も多いのではないでしょうか。
この機会に、たっぷりと親子でコミュニケーションをとるのもいいですね。
さて、突然ですがみなさんは『こども食堂』を知っていますか?
最近では度々テレビなどでも取り上げられてきているので、
ご存知の方も多いと思いのではないでしょうか。
では、『こども食堂』と言えば皆さんはどのようなイメージを持ちますか?
様々な理由でご飯をまともに食べられないような子ども達に、
無料または格安でご飯を提供している場所、というイメージが
強いのではないかと思います。
テレビなどでは、その部分がクローズアップされて
取り上げられることが多いので、
私たちの認識もそういったイメージを持ってしまいがちですね。
『孤食』という言葉があるように、貧困家庭や核家族化により、
一人でご飯を食べる子どもがいるというのは
度々ニュースにも取り上げられています。
確かに、その支援のためにこども食堂をオープンさせたという話も
よく聞きます。
ですがそのイメージのほうが強いので、
「こども食堂は『普通』の家庭の人が行くところではない」と
思っている人もいるようです。
ところが、最近増えてきているこども食堂は違います。
子どもやひとり親家庭だけではなく、誰でも気軽に利用できる場所であり、
その地域の交流の場として活躍しているところが多いのです。
名前は『こども食堂』なのですが、
大人や一人暮らしの高齢者の方も利用でき、
核家族化している現代社会において、コミュニケーション不足を補える場所
としても存在しているのです。
こども食堂では、メニューは少なく、
日替わりで家庭料理を提供しているところが多いです。
そこで働いている人たちも地域のボランティアの方々、
食材を提供してくれているのも地元の農家さんや漁師さん
ということもあります。
地域の人たちみんなで作る大きな家庭のようです。
そんな地域の人たちと、食卓を囲んで、時に相談したり、
色々なことを教え合ったりできる、そんな場所なのです。
このように地域とのコミュニケーションやネットワークを、
より深めるために開かれているところが増えてきているというのです。
『子ども食堂』は、昔ながらの日本の良さ、
『助け合い』という精神が生きている場所でもあると思います。
そして、その昔ながらの助けい合いこそ、
今、世界で必要とされているSDGsにつながっているのです。
SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで
採択された『Sustainable Development Goals』の略称です。
SDGsに関しては、ママ職ブログでも度々ご紹介してきているので
詳細は省きますが、様々な企業や国が取り組んでいることでも
注目されています。
SDGsでは、17の目標があります。
子ども食堂は、このSDGsの目標の複数にわたり、
該当するものがあります。
例えば、飽食と言われている日本でも、
餓死といったような悲しい事件も多く聞きます。
その多くの犠牲者は高齢者や幼い子ども達です。
日本で、貧困や飢餓に困っているの?と思う方もいるかもしれませんが、
毎日の暮らしに悩んでいる人も沢山いるのです。
それを救っている場所が子ども食堂と考えると、
パッと見ただけでもSDGs目標1、目標2、目標3など、
該当するものがありますよね。
地域のコミュニケーションも含めると、目標11も該当しそうです。
子ども食堂はそんなSDGsの具体例のひとつだと思います。
私たちができる、小さなSDGs。
子ども食堂のように、みんながほんの少しずつ、
手を差し伸べ、助け合うことで、救われる命がたくさんあるのです。
こうしてみてみると、『世界を変えるための目標』とされていることは、
私たちのすぐそばにあるのだなと思いませんか?
いきなり世界という大きなところを見て、
行動したり変えたりするのは誰であっても難しいことです。
ですが、私たちの身近なところから少しずつ変わっていけば、
それがやがてどんどんと広がっていくものになるのかもしれませんね。
あなたの街に、子ども食堂はありますか?
もし、あるのなら一度覗いてみるのもいいかもしれません。
きっと、どこか懐かしくてあたたかく、
笑顔のあふれる優しい世界がそこに広がっています。
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