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『おみくじ』の歴史を知って、新年のご利益アップ!?


みなさん、こんにちは!


今週末からいよいよ、お子さんが待ちに待った冬休み♪


というご家庭が多いと思いますが、


クリスマスや年末年始のお出かけなどの計画はお済みですか?


新型コロナウイルスが第5類へ移行されてから初めての冬休み、


体調には十分にお気をつけて、楽しくお過ごしくださいね。



さて、年末年始のお出かけと言えば…


我が家では、年始に家族そろって初詣に行き、


『おみくじ』を引くことが毎年恒例になっています。


新年最初の運試しに、一喜一憂する時間も楽しいですよね。


そんな『おみくじ』ですが、誰が、いつ始めたものなのか、


みなさんご存知でしょうか?


もしかしたら、間違った作法で引いているかもしれません。


そこで今回のママ職ブログでは、意外と知られていない


『おみくじ』の歴史や豆知識などをご紹介したいと思います!


初詣前に知っておけば、ご利益がアップするかも!?


 

★中国の籤(くじ)から、日本独自の『おみくじ』へ


『おみくじ』の始まりは、南北朝時代から室町時代初頭にまで遡ります。


当時日本に入ってきたのが、


中国の古い籤(くじ)である「天竺霊籤(てんじくれいせん)」。


これをベースに、平安時代の天台宗の僧・元三大師(がんざんだいし)


によって「元三大師百籤(がんざんだいしひゃくせん)」という


日本版のくじが作られました。


これが、現在の『おみくじ』の原型だと言われているようです。


当初は、武士が戦の行方を占うために用いていたそうですが、


江戸時代になると、運勢や吉凶を漢詩に詠んだ『おみくじ』が


一般庶民にも広まります。


その後明治時代になると、新政府から「神仏分離令」が出され、


お寺と神社はそれぞれ別の文章形式で『おみくじ』を扱うことに。


その結果、


お寺のおみくじ ⇒ 漢詩調


神社のおみくじ ⇒ 和歌調


という違いが生まれ、それが現代まで続くこととなったのです。


ちなみに、『おみくじ』は漢字で「御御籤」や「御神籤」、「御仏籤」


と表記されることがあります。


これは、本来の「籤(くじ)」に尊敬の「御(み)」をつけて


「みくじ」という名詞になり、さらに「御(お)」が加えられて、


最終的に『おみくじ』となったのだとか。


「神」や「仏」の字は、神仏への敬意や信仰の念から派生した


当て字のようです。



 

★知っておきたい『おみくじ』のアレコレ


『おみくじ』の歴史や由来が分かったところで、


気になってくるのが“正しい作法”ですよね。


今回は、最低限知っておきたい項目を、いくつかまとめてみました!


・おみくじの正しい引き方は?


まずは手水舎で手を清めてから、神様や仏様へ挨拶(参拝)します。


おみくじを引く前には、


神様や仏様に尋ねたいことをひとつ決めておきます。


おみくじを引いたら、自分の尋ねごとにあたる部分をよく読みましょう。


・縁起の良い順番は?


日本各地の神社を包括している神社本庁では、


【大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶】


という順番が一般的という見解を示しているそうですが、


神社によっては異なる場合もありますので、


気になる方は直接尋ねてみてください。


・何回引いても良いの?


おみくじを引く回数については、厳格な決まりはありません。


ですが、せっかく神様や仏様からいただいたお言葉ですので、


一度引いたおみくじはありがたく受け取るのが良いかもしれませんね。


また、おみくじには有効期限もありませんよ。


・おみくじは持ち帰るべき?結ぶべき?


実は、どちらが正解というのはありませんので、自分の好きにしてOK!


ただし、それぞれ次のことに注意するようにしてください。


【持ち帰る場合】ごみとして捨てるのは絶対にNG!!


1年ほどでお焚き上げしてもらうか、おみくじを引いた神社やお寺に


結びに行きましょう。


【結ぶ場合】境内の木々を傷めないよう、必ず指定された場所にのみ


結ぶようにしましょう。



 

★おみくじ製造会社にも深いドラマが!?


ところで、この『おみくじ』、どこで誰が作っていると思いますか?


実は、日本のおみくじ製造・出荷数60~70%のシェアを誇る、


日本一のおみくじ製造会社があるんです。


それが、山口県にある「女子道社(じょしどうしゃ)」。


始まりは、まだ“男尊女卑”の風潮が色濃く残っていた明治時代。


山口県にある二所山田神社(にしょやまだじんじゃ)の21代宮司が


女性の自立のための全国組織「大日本敬神婦人会」を設立します。


その後、女性解放運動を推進する機関誌「女子道」を発刊しますが、


その資金を捻出するために作り始めたのが、


和歌を載せた『おみくじ』だったのだそう。


日本初の「おみくじ自動販売機」の開発や、


「神前結婚式」を普及させたのも、この「女子道社」なのだとか。


そんな「女子道社」では、今も昔も、地域の女性たちの手作業によって


日々『おみくじ』が作られています。


そうして出来上がった『おみくじ』は、神社でお清めされた後、


全国の神社へ発送されるのです。



 

いかがでしたでしょうか。


毎年何気なく引いていた『おみくじ』ですが、


歴史や背景、正しい作法を知っておくと、


より有意義な時間を過ごせるようになるかもしれませんね。


また、近年の『おみくじ』は、紙一枚だけの一般的なものだけではなく、


それぞれの地域ならではの様々な趣向を凝らしたものが、


たくさん存在していますよ。


ぜひ、ご家族でお気に入りの『おみくじ』を探してみてください♪


 

≪参考≫




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