『ざんねんないきもの辞典』に学ぶ動物の面白さ!
みなさん、こんにちは!
本日3月27日は『さくらの日』なのだそうです。
なぜ『さくらの日』なのかと言うと、
3月下旬に桜の花が咲き始めることと
『さ(3)く(9)ら』という語呂合わせから
3×9=27で3月27日と
日本さくらの会が決めたのだそうですよ。
今年は桜の開花が全国的に早かったので
既に満開になっている地域も多いですね。
この時期だけの美しい光景を、楽しみましょう♪
さて、話は変わりますがみなさん生き物は好きですか?
犬や猫をはじめ、ペットを飼っているという方も多いと思います。
動物園が好き!という方も多いですよね。
そんな可愛らしくて癒される生き物たちですが
「ざんねん」な生態もあることをご存知でしょうか?
お子さんたちの間で大ヒットしている『ざんねんないきもの辞典』は
そんな生き物たちの面白い生態を取り上げている本です。
今回は『ざんねんないきもの辞典』をご紹介していきたいと思います!
●『ざんねんないきもの辞典』とは?
ご存知の方も多いかもしれませんが
『ざんねんないきもの辞典』は高橋書店から出版されている児童書です。
シリーズで出ており、最新刊も含めると7冊出ています。
(高橋書店HPより)
内容も、シンプルに書かれているからこそ読みやすく
なにより取り上げている『ざんねん』が面白い!
え?!あの生き物ってそんなことになるの?
と、大人でも楽しんで読むことが出来ます。
例えば、映画『ジョーズ』のイメージが強いホホジロザメ。
あんなに獰猛で怖いイメージなのに
ひっくり返ると反射的に気絶してしまうのだそうです。
一度、この気絶状態になってしまうと、なんと15分ほども気絶し、
その間にうっかり溺れて死んでしまうこともあるのだとか!
この話だけでも面白いと思いませんか?
こうした『ざんねん』なエピソードが盛りだくさんの本なのです。
●動物の世界は人間と同じ?!
前述したように『ざんねんないきもの辞典』は
生き物にあまり興味がない子でも、読み物として十分に楽しめるものです。
読んでいると、怖いイメージの動物でさえもなんだか可愛らしく思えきます。
中には、人のような社会を形成している生き物も様々。
ぱっと思いつくものでも、ニホンザルやアリなどはいい例ですよね。
そんな中にも『ざんねん』は潜んでいて、
例えば集団の2割はサボっている…など
それがまた人間社会にも当てはまったりするので
大人が読んでも笑えてしまう面白さがあるのです。
とはいえ、自然界のそうした『ざんねん』は
その種が生き残るために必要なことだったり
自然を維持することに役立っていたりするそうで
そうしたことが学べるのもこの本の良いところです。
●『ざんねん』な生き物は…
生き物たちの『ざんねん』を笑うのはもちろんですが
そんな『ざんねんないきもの』の中に、人も当てはまるんですよ。
監修者の今泉忠明先生曰く、
「人は『ざんねん』なところだらけ」なのだそう。
例えばよく転ぶ、暗闇が怖い、練習しないと泳げないといったところは
人間の残念なところだそうですよ
ついつい、私達人間は他の生き物に比べて
優位に立っているつもりですが、
人間もこの地球に生きる、『ざんねんないきもの』。
人間社会の中で生きていると、辛いことや苦しいこともありますが
『ざんねんないきもの』なのですから、それも当たり前。
完璧な生き物なんていない、と思うとちょっと楽になれるかもしれませんね。
いかがでしたか?
様々な生き物たちの面白い生態を読んで
親子で「どの生き物の『ざんねん』が面白かった?」とか
「こんな生態があったんだね!」と話をするのも良いですよね。
この本をきっかけに、生き物のこと、自然のことなど
様々なところにお子さんの興味が広がっていくかもしれませんね。
【参考】
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