『アクティブリスニング』でより濃密な親子時間へ♪
みなさん、こんにちは!
いよいよ新年度がスタートしましたね!
引越や転職などで、新生活をスタートさせる方も多いことと思います。
満開の桜のもと、みなさんが素晴らしい門出を迎えられますよう、
心よりお祈り申し上げます。
(ぴぴふぉとさんによる写真ACからの写真)
さて、新年度や新生活のスタートで忙しい毎日ですが、
そんな中、みなさんは、親子時間をどのように確保していますか?
筆者はというと…子どもたちに話しかけられても、
「ちょっと待って!」の連発で結局後回しにしてしまうこともしばしば…
もっと親子時間を大切にしなければと分かっていても、
多忙を極めるこの時期は特に、そううまくはいきませんよね(汗)
そこで今回のママ職ブログでは、
『アクティブリスニング』というコミュニケーション技法を
ご紹介したいと思います!
何でも、『アクティブリスニング』を取り入れることができれば、
短い時間でも濃密な親子時間を過ごすことが可能になるのだとか。
一体どういうことなのか、ぜひご一読ください!
★『アクティブリスニング』って何?
『アクティブリスニング』は“傾聴姿勢”のひとつで、1950年代に
アメリカの臨床心理学者カール・ロジャース氏によって発表されました。
具体的には、会話の場面で可能な限り相手の話に注意を向け、
たとえそれが聴き手の経験や価値観と違っていても足し引きせず、
相手のメッセージ、感情、思考を相手の立場で理解しようとする技法です。
日本では積極的傾聴と訳され、もともとはカウンセリングの際に用いられる
コミュニケーション技法の一つとして活用されていました。
それが今では、子育てにおいて、子の自己肯定感、自立心、
社会的能力や学力、親子(さらに他者と)の信頼関係の基盤を築くためにも
有効であると考えられるようになり、
専門の書籍が出されるなどして注目を集めています。
(TicTacさんによる写真ACからの写真)
★具体的な方法は?
では、具体的にどんな“聴き方”が『アクティブリスニング』になるのか、
ここでは2つの手法を簡単にご紹介します。
1.バーバルコミュニケーション(言葉を使うコミュニケーション)
「YES」「NO」で答えられない質問(=オープン・クエスチョン)をしたり、
話し手の言葉をオウム返しのように繰り返したり(=パラフレーズ)
してみましょう。
そうすることで、話し手が、話を聞いてもらえたと実感できるだけでなく、
聴き手にとっては、話し手が話す内容の理解にもつながります。
なお、オープンクエスチョンをする際は、
ぜひ“5W1H”を意識してみてくださいね。
2.ノンバーバルコミュニケーション(言葉を使わないコミュニケーション)
聞く姿勢や目線、表情や声のトーンなどによって、話し手がリラックスして
話せるような空間を作り出しましょう。
お互いのパーソナルスペースを守って、近すぎず離れすぎない距離感で、
話し手に身体を向けたり、適度に目線を合わせてみてください。
話し手の表情や声のトーンに合わせるだけでも、
理解されているという安心感を与えることができますよ。
もしも子どもが話しかけてきたときに、作業中の手を止められなかったり、
話を聞く時間がなかったりする場合には、“チケット制”がおススメです!
「〇時〇分~〇時〇分まで、おしゃべりタイム」などと書いたチケットを
渡すことで、子どもは楽しみに待っていてくれます。
10分程度の短い時間でも良いので、ぜひ試してみてください♪
(ちぬるさんによる写真ACからの写真)
★『アクティブリスニング』に必要な3つの心構え
先にご紹介した2つの手法、一つ一つをとってみれば簡単なことですが、
それらを実践するにあたっては、次のような3つの心構えが必要になると
言われています。
・自己一致
聴き手が、誠実かつ「ありのまま」の状態でいることです。
聴き手の誠実さや正直さが、話し手との信頼関係を作り上げます。
・共感的理解
話し手の立場に立ち、話し手と同じ視点で物事を理解しようとする
姿勢のことです。
世界観に共通点を感じた相手には、心を開きやすくなります。
・無条件の肯定的配慮
相手の言動や思考に対して、必ずしも賛同できなくても、
否定や評価をしない姿勢のことです。
そうすることで、話し手に「自分は大切にされている」という安心感を
与えることができます。
聴き手が、これらの心構えを持ち合わせていることにより、
話し手がリラックスでき、その結果、
自然と話し手から本音を引き出せるようになるのです。
(himawariinさんによる写真ACからの写真)
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した『アクティブリスニング』の内容全てを一度に試すのは
難しいかと思いますが、子どもの方に身体を向けて、
目線を合わせるだけなら、すぐにでも実践できそうですよね!
みなさんも無理のない範囲で、できることから少しずつ試していただき、
より濃密な親子時間をお過ごしください♪
≪参考≫
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