『ジョブ・クラフティング』で働きがいを見出そう!
みなさん、こんにちは!
10月に入り、空がぐんと高くなってきました。
ようやくお天気も安定してきたようで、
本格的な秋の到来といったところでしょうか。
これから見ごろを迎える紅葉が、今から待ち遠しいですね!
(テクスチャ写真素材LABOさんによる写真ACからの写真)
さて突然ですがみなさんは、『ジョブ・クラフティング』という言葉を
聞いたことがありますか?
『ジョブ・クラフティング』とは、退屈な作業や
“やらされ感”のある業務に関して、
その仕事のやりがいや満足度を高めるために、
自分の働き方に様々な工夫を加える手法のことをいいます。
毎日、家事も含めて、働きがいを感じながら仕事を楽しめたら、
とても理想的ですよね。
そんな『ジョブ・クラフティング』が近年、
ある理由で、注目を集めているそうなのです。
そこで今回のママ職ブログでは、
『ジョブ・クラフティング』が注目されるようになった背景や、
その具体的な方法などをお伝えしたいと思います!
★なぜ今、ジョブ・クラフティングなのか?
そもそも『ジョブ・クラフティング』は、2001年ごろに
アメリカの大学教授らによって提唱された概念です。
それが近年になって注目されるようになった背景には、
ビジネス環境の変化が大きく影響しているそうです。
例えば仕事の複雑化や、組織と従業員との関係性の変化、
社内外での人間関係の希薄化などが進んだことにより、
与えられた仕事をこなすだけでは
将来的なキャリアアップが見込めなくなったり、
仕事にやりがいを持ちづらくなったりするようになりました。
つまり、お金のためだけに働く時代は終わった、ということなのです。
だからこそ、個人のキャリア開発の重要性が高まり、
主体的に仕事を捉えて関わり方を見つめ直し、
1つひとつの仕事を意味づけていく、という『ジョブ・クラフティング』が
注目されるようになってきたのです。
(だだACさんによる写真ACからの写真)
★取り組むための3つのポイント!
では早速、個人で取り組める具体的な方法をご紹介しましょう!
ここで重要になってくるのが、
「人間関係」「認知」「作業」という3つの視点です。
これら3つの視点を意識しながら、
次のような順番で取り組んでみてください。
1.人間関係クラフティング
会社は「人」の集まりですから、意識を変えるにはまず
人間関係へのアプローチから始めるのが効果的です。
普段は交流の少ない他部署からの意見も聞いてみたり、
同じ悩みを持つ同業他社の人との交流をしてみたり…
社内外を問わず、コミュニケーションを工夫して
良好な人間関係を築くことで、仕事に対する満足感を高めます。
2.認知クラフティング
人間関係へのアプローチができたら、
次は仕事の捉え方や考え方を工夫し、
仕事にやりがいを持てるようにします。
ただただ目の前の作業をこなすだけではなく、
この仕事が自分の将来に与える意義を考える時間を作りましょう。
自分の興味関心と結び付けると、考えやすくなるかもしれません。
3.作業クラフティング
仕事に対する意識変換ができたら、
最後に具体的な仕事のやり方を変えてみましょう。
まずは自分のタスクを全て洗い出し、その範囲や量が自分の力量に
見合っているかを確認してみてください。
もしも抱え込みすぎているのであれば上司と相談したり、
逆に少なければ新たに仕事を作り出したり…
また、このやり方が当たり前だと思っていたことでも、
少し視点を変えるだけで効率的になることもあるはずです。
仕事の中身がより充実したものになるよう工夫しましょう。
(fujiwaraさんによる写真ACからの写真)
★お手本は、あのテーマパーク!?
先ほど具体的な取り組み方をご紹介しましたが、
なかなかイメージが沸きにくい…
という方も多いかと思いますので、ひとつ例をあげてみましょう。
この『ジョブ・クラフティング』の成功例として有名なのが、
東京ディズニーランドで働く掃除係です。
掃除係と言えば、どうしてもルーティンワークになりがちで、
モチベーションを保つのが大変そうなイメージですが、
東京ディズニーランドでは「カストーディアルキャスト」
(custodial:管理、保管)という魅力的な名前で呼ばれています。
さらに、ただ黙々と掃除するのではなく、
自分の能力を活かして自ら工夫し、
来場者と積極的に交流しながら園を盛り上げているのです。
テーマパークという特殊な職場ではありますが、その働き方は、
『ジョブ・クラフティング』の最高のお手本になると思いませんか?
(ゆるまるさんによる写真ACからの写真)
いかがでしたでしょうか?
これまでの仕事との向き合い方は、
そう簡単に変えられるものではないと思いますが、
まずは、身の回りの些細な要素から変えてみたり、
ひとつだけ新しいチャレンジを取り入れてみたり…
すぐに実践できる小さなことを見つけて、
とりあえず取り組んでみると良いかもしれません。
また、慣習や前例になるべくとらわれないことも大切です。
より効率的なやり方や、より意欲的に取り組めそうな方法を
思い切って取り入れてみると、意外な発見があるかもしれません。
ぜひみなさんも、今まで以上に仕事を楽しめるように、
まずは小さなことから始めてみませんか?
≪参考≫
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