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『環境の日』に身近な環境について考えよう!

みなさん、こんにちは!


いよいよ、6月!


梅雨が本格的になる時期ですね。


蒸し暑いので疲れやすくなりがちですが


こういう時にしっかり湯船につかるのも大切だそうです。


普段はシャワーで済ますという方も


今日は入浴してゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか?



さて、本日6月5日は『環境の日』です。


あまり聞きなじみがない感じですが、


近年ではSDGzの取り組みもあってか注目されてきているようです。


そこで、今回のママ職ブログでは『環境の日』について


見ていきたいと思います。



●『環境の日』とは?


『環境の日』は、1972年6月5日からストックホルムで開催された


「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。


なんと、世界的に『環境デー』を勧めたのが日本とセネガル。


国連が提案を受けて、6月5日を「世界環境デー」と定めたのだそうですよ。


日本では1993年に施行された


「環境基本法」によって『環境の日』を定めているのだそうです。



『環境の日』と聞くと1日だけのようですが、


基本的には6月5日が『世界環境デー』としており


6月の1ヶ月間を「環境月間」としています。


国だけではなく、地方自治体それぞれで、


環境をテーマにした様々なイベントを行っています。



●2023年のテーマ


『世界環境デー』では、毎年違う国で祭典が行われています。


その祭典の中で、UNEP(国連環境開発計画)と呼ばれる機関が


その年の環境に対してのテーマを決めています。



近年のテーマをご紹介します。


2022年 スウェーデン Only One Earth  (かけがえのない地球) 


2021年 パキスタン Ecosystem recovery (生態系の回復)


2020年 コロンビア Time for Nature  (自然のための時)


2019年 中国 Beat Air Pollution  (大気汚染をなくそう)



こうしてテーマを見てみると、『環境の日』が


なんとなくイメージしやすくなりましたよね。


今年2023年のテーマは


『Beat Plastic Pollution(プラスチック汚染防止)』です。



●プラスチック汚染とは?


プラスチックは軽くて丈夫で、加工がしやすく便利なため、


様々な分野で使用されてきました。


ところが、プラスチックは


微生物などの自然の力で分解することが出来ず、


今やエベレストのてっぺんにまで


プラスチックごみが見られるのだそうです!



実は世界のプラスチックごみの9割が、リサイクルされておらず


その一部(年800万トン以上)は、海へ流失しているのです。


海へ流失したプラスチックは、


波や海流、紫外線などにより細かく粉砕され、


5~1㎜以下の『マイクロプラスチック』と呼ばれる大きさになり


有害物質が付着し、海底に蓄積されています。


それらを魚や貝などが餌と間違えて食べ、


そんな魚介類を私たちが食べているのです。



●意外なマイクロプラスチックの発生源!


私たちが普段来ている洋服。


ポリエステルやアクリルなど、化学繊維が使用されていますよね。


実は、そんな化学繊維はマイクロプラスチックを発生させているんです!


その発生の仕方が驚きで


洗濯することにより、マイクロプラスチックが発生し


さらには、着ているだけでも発生するというのです!


洗濯の場合、洗うことによってマイクロファイバーと呼ばれる


マイクロプラスチックが一緒に流れ出します。


これは、下水処理場も通過しそのまま海へ流されてしまいます。



また、合成繊維の衣類を着て普通に過ごすだけでも


洗濯するのと同じ量のマイクロプラスチックが


空気中に放出されてしまっているのです。



●私たちにできるプラスチック削減


それでは、私たちができるプラスチック削減は何があるでしょうか?


例えば、


・マイバッグを持参し、レジ袋はもらわない


・ごみは所定の場所・時間に、分別して出す


・ごみのポイ捨て、不法投棄はしない


政府広報オンラインより一部抜粋)


こうした行動はすでに、やっているよ!という方も多いと思います。



しかし、前述したように


洋服についてはノーマークだったのではないでしょうか。


衣服からのマイクロプラスチックの発生を抑えるためには


★できるだけ合成繊維の服を選ばない


例えば、素材自体が綿などの天然素材でも


ゴムや糸、ラベルなどは合成繊維であることが多いですよね。


完全に排除するのは難しいですが、


少ないものをできるだけ選ぶ努力をしましょう。


★低温・時短・まとめ洗いをする。


 ドイツの家電メーカーが行った最新の研究によると、


40℃で85分間回すのに比べ、低温・時短設定の15℃で30分間回すのでは


放出されるマイクロファイバーが30%減ることがわかったそうです。


また、洗濯機の容量いっぱいのまとめ洗いをすることで、


少ない容量で洗濯機を回すよりも衣服同士の摩擦が減り、


環境に放出されるマイクロプラスチック量を抑えられるそうです。


さらには電気代と水道代も節約できちゃいますね♪


★古着を活用する


 古着は、マイクロプラスチックの発生がとても少ないのだそうです。


 リメイクなども含め、古着を活用するのもいいですよね。



他にも、マイクロプラスチックの流出を洗濯の際に抑えるアイテムが


販売されていますので、そうしたものを活用するのもいいですね。




いかがでしたか?


1人ひとり、やれることは微々たるものかもしれませんが


『塵も積もれば山となる』です。


すでに、鳥や魚などからは


プラスチックによる健康被害が確認されています。


人ではまだはっきりと確認されているわけではないようですが


時間の問題、と言えそうですよね。


『環境の日』を知らなかった!という方も


ぜひ今年の『世界環境デー』のテーマに沿って


私たちにできるプラスチック削減は何かを


お子さんと一緒に考えてみてくださいね。




【参考】





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