あなたの家はどんな家紋?家紋のアレコレ
みなさん、こんにちは!
最近では気温の変化が激しいですね。
暖かい日があったかと思えば、とても寒くなったりして
身体がずっと疲れている感じがします。
筆者の子どもが通う小学校でも
ここにきてインフルエンザなどの発熱により
学級閉鎖や学年閉鎖などが多くみられるようになってきました。
元気だよ!という方も、気を付けてお過ごしくださいね。
さて突然ですが、あなたは自分の家の『家紋』をご存じでしょうか?
ご結婚されている方は、生家の家紋と婚家の家紋とありますが
どちらもわかりますか?
昔は嫁入り道具として、実家の家紋を入れた喪服を仕立てる
といったこともありましたが
今はそうした風習もほとんど見られないので
家紋といわれてもピンと来ないかもしれません。
今回はそんな身近なようで身近ではない
家紋を見ていこうと思います!
●『家紋』の歴史
家紋の歴史は意外と古く、さかのぼると縄文時代になる
という説があるようです。
みなさんも目にしたことがある、縄文土器。
土器に描かれている文様に、それぞれ意味があり
それが家紋のもとになったのでは?という説があるそうです。
とはいえ様々な説があるのですが、そのうちのひとつとして
家紋の始まりは奈良・平安時代の貴族からという説があります。
牛車や衣服に家紋を入れて、「自分のものだ」と
わかりやすくしたのだというのが一般的のようです。
その後、戦国時代になると武士の間にも家紋が広がります。
旗や陣幕、鎧や兜などに家紋を入れることで
戦の混乱の中でも、どの武将がどこにいるのか
武勲をあげたのが誰かといったものが
わかるように付けはじめたようです。
その後、江戸時代になり庶民にも広がるようになりました。
当時の庶民は苗字を持つことが許されていませんでしたが
家紋はOKとのことで、身分の差に関係なく
家紋を持つことが出来たようです。
●家紋のルール
家紋はなんとなく先祖代々伝わっているもの
というイメージですよね。
確かに、そうして現代まで伝わってきているものが多く
・その家に縁のあるものをモチーフにしている
・子孫に引き継がれている
ということが多いので
主に、その家や家柄を表すといったものになっていったようです。
でも実は、家紋にルールはありません。
法的に届け出るものではないので
使う・使わないも自由ですし、
なんなら自分で作ってしまってもいいのだそうです。
とはいえ、その家に伝わってきている家紋は
ご先祖様の想いが受け継がれてきた証拠なので
やはり大事に引き継いでいきたいものですよね。
●謎の裏家紋?
家紋には『裏家紋』と呼ばれるものがあるというのはご存知でしょうか。
表家紋と呼ばれるのは、みなさんが目にすることが多い家紋で
前述しているように家で代々引き継がれてきているものです。
これは、父から息子へといったように男性に引き継がれているものを
表家紋と呼んでいます。
対して裏家紋は女紋とも呼ばれ、
女系に引き継がれる家紋のことだそうです。
母親から娘に、嫁ぐ際に受け継がれ
主に西日本にその風習が見られるそうです。
また、主君から賜った家紋を裏家紋とすることもあったそうで
どちらの裏家紋についても明確なルールはないそうです。
地域や風習によっても、裏家紋があったりなかったり
後世に受け継がないということもあり
現在までに引き継がれている裏家紋は少ないそうです。
もし、あなたのおうちに裏家紋があるなら
是非大切に引き継いでもらえたらと思います。
いかがでしたか?
今ではあまり目にすることが少なくなった家紋ですが
歴史は古く、自分のご先祖様のルーツもわかるかもしれない
ちょっと面白いものだったんです。
また、家紋は様々な模様があり
とても複雑なものもたくさんありますが
実はコンパスと定規だけで描くことが出来、
そのデザイン性の高さは海外からも注目されているのです。
この機会に、改めて自分の家紋を調べてみるのも楽しいですね。
【参考】
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