こんなのあったの?面白いことわざ
みなさん、こんにちは。
気付けば、11月。
『霜月』という言い方がありますが、
地域によっては、既に霜がつき始めているでしょうか。
今年の冬は寒い、なんていう予報もありますので
温かくして過ごしてくださいね。
(あこ.さんによる写真ACからの写真)
さて、突然ですが『ことわざ』といえば、
みなさんはどんなことわざを思い浮かべますか?
『犬も歩けば棒に当たる』なんて有名ですよね。
かるたでよく使われていたり、
また会話でも時折使われていたりするので、
身近に感じるところもあるかと思います。
ところがなんと!ことわざは4万種類以上もあると言われています!!
それだけあれば、私たちの知らなかったことわざも
たくさんあると思いませんか?
そもそも、ことわざは風刺や教訓、
知恵などが言い伝えられていくときに
わかりやすく、簡潔にしたものだそうですよ。
そのため世界各国、様々なことわざがあるのです。
そこで、今回はことわざの中から、
面白いことわざをピックアップしたいと思います!
【日本のことわざ】
(まよまよさんによる写真ACからの写真)
●悪妻は百年の不作
悪い妻を娶ると、不幸が100年も続く、という意味です。
恐妻家が目に浮かびます。どれだけの悪妻なのでしょう。
逆に言われないように気を付けたいと思います。
●卵に目鼻
卵に目鼻を付けたような、
色が白くて、かわいらしい顔立ちという言う意味です。
つるんとしたゆでたまご肌の、
かわいらしいお嬢さんが思い浮かびます。
知らないとぽかんとしてしまいそうな言葉ですが、
女性にとっては誉め言葉ですね。
●あの声で蜥蜴(とかげ)食らうか時鳥(ときどり)
時鳥とは、ホトトギスのことです。
可愛らしい見た目や、美しい声とは違い、
爬虫類などを好んで食べることから
人や物事は見た目だけではなく、
見た目と中身が違うことがあるという例えです。
●一杯は人酒(ひとさけ)を飲む、
二杯は酒酒(さけさけ)を飲む、
三杯は酒人(さけひと)を飲む
大量にお酒を飲むと、
酔いすぎて自制が利かなくなりますよという例えです。
お父さんたちに送りたい言葉でしょうか。
お酒に飲まれる前に、ほどほどに楽しみたいですね。
【世界のことわざ】
(acworksさんによる写真ACからの写真)
●ブタの背中に乗っている(アイルランド)
どんな状況?!と思いますが、幸せで人生に成功している人の例えです。
アイルランドの歴史を紐解くと、
豚を飼育しながら農業をしたりしてきたそうです。
そのため、豚は成功のシンボルなんですね。
日本でも、豚の貯金箱があるように
金運アップのマスコットと考えると納得のことわざですね。
●ベーコンを手に入れようとソーセージを投げる(ドイツ)
少しの元手で大きな利益を得る、という例えです。
日本のスーパーで売っている、
薄切りのベーコンでは利益は得られそうにありませんが
ドイツでは大きな塊のベーコンを買って、
自分で切って食べるそうなので
そこから生まれたドイツらしいことわざといえると思います。
●三人の皮職人は一人の諸葛亮に匹敵する(中国)
貧しい皮職人でも、3人集まれば
参謀の諸葛亮にも負けない知恵が生まれるという意味です。
日本で言うところの「三人寄れば文殊の知恵」と同じ意味ですね。
三国志に出てくる諸葛亮が出てくるのが、中国っぽいですね。
●仏像の背中に金箔を貼る(タイ)
人の見えないところで、良い行いをするところの例えです。
タイでは、お寺にお参りに行った際、仏像に金箔を貼るそうなのですが
そこから転じてできた言葉です。
日本で言うと「縁の下の力持ち」などが該当しそうですね。
いかがでしたか?
日本と世界のことわざをいくつかご紹介しましたが、
学校で習うことわざは、100語程度とのことなので
まだまだ知らないものがたくさんあるということですよね。
(acworksさんによる写真ACからの写真)
同じ意味のことわざでも、世界はもちろん、
日本国内でも地域によって言い方が変わっていたりするので
自由研究などで、お子さんと一緒に
調べてみるのも楽しいかもしれませんね。
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