ついつい出ちゃう?サボりの心理
みなさん、こんにちは!
気付けば3月も中旬にさしかかるといったところです。
新生活の準備を始めている方も多いのではないでしょうか。
日本では4月が新年度の始まりなので
子どもたちだけでなく大人にとっても
新たな気持ちで取り組むチャンスです。
しかし、やるべきことが山積みになると
ついつい手を抜いてしまうこともありますよね。
仕事や家事、勉強など、やらなければならないことに追われていると
大人も子どももついついサボっちゃう
という瞬間は誰にでもあると思います。
では、なぜやる気に満ちているにもかかわらず、
サボりの気持ちが芽生えてしまうのでしょうか?
それは一体どのような心理的要因が影響しているのでしょうか?
そこで今回のママ職ブログでは、そんな『サボリ』について
見ていきたいと思います。
●サボりは当たり前?!
どんな人でも、ちょっとサボりたいという瞬間はありますよね。
やらなきゃいけないことがあるのはわかっているのに
5分でも3分でもいいから、楽しいことや息抜きを優先したくなる。
もう、あるある!という感じですよね。
人は、誰でも辛いことより、
楽しいことや嬉しいことといった快楽を求めます。
また、サボるという行為はその人にとってのメリットがすぐに得られます。
例えば、眠かったら「ちょっとお昼寝」で眠ることが出来る。
気分転換、と称してゲームをしたり音楽を聴いたりと
すぐに自分にとってのメリットを得ることが出来るのです。
対して、仕事や勉強などやらなければいけないことは
長時間時間をかけて結果を得るものですよね。
そのため、つい楽なほうへ手がのびてしまうという
人間の心理そのものがサボりにつながっているのです。
●集団になるほどサボる
人は集団になるほどサボるという
心理学用語がいくつかあるのでご紹介します。
★『リンゲルマン効果』
フランスの農学者、マクシミリアン・リンゲルマン氏が提唱した理論です。
これは別名『社会的手抜き』ともいわれるもので
1人で作業したときを100%とした場合、
2人、3人と集団になるほど無意識に手を抜いて
力を発揮しない、というものです。
本人は常に全力でやっているつもりでも、
無意識に手を抜いているというのが面白いですよね。
★『働きアリの法則』
これは、働き蟻のうち、
よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくるという現象です。
しかもその割合が
よく働く蟻、普通に働く蟻(時々サボる)、働かない蟻で
2:6:2になるそうで、この集団からよく働く蟻を取り除くと
残った蟻でまた同じ2:6:2の割合に分かれるのだそうです。
また、よく働く蟻だけや、サボっている蟻だけを集めた集団でも
同じように2:6:2になるのだそうですよ!
★『傍観者効果』
これはある事件が集団の中で起こった時に
「誰かが通報するだろう」
「誰かが助けるだろう」
と思って結局行動を起こさないというものです。
これは人数が多ければ多いほど、この状態になるのだそうです。
実際にこうした事件の現場というのがいくつもありますよね。
●サボりから抜け出す方法は?
では、サボらないようにするにはいったいどうしたらいいのでしょうか?
集団になればサボると言いましたが
1人でいるより、誰かに監視されていると
サボることが少なくなるそうです。
とはいえ、じーっと睨まれていても怖いだけですよね。
睨みを聞かせていなくても、例えば
・少数のグループにする(少数精鋭)
・それぞれ違う作業をする(役割分担をする)
・1人ひとりの評価を認め合う
といったことで緩和できるのだそうです。
また1番最初にお伝えしたように
サボる=すぐにメリットが得られるということを利用し
作業時間を短く区切って作業を行うというのも、ひとつの方法です。
以前、ママ職ブログで『ポモドーロテクニック』をご紹介していますので
そちらもご覧になってみてくださいね!
仕事の場ではもちろんですが
おうちでもお子さんが宿題をやっている時に
おうちの方も一緒に読書をするなど
簡単に取り入れられるところからやってみてくださいね。
いかがでしたか?
サボる、と言っても実は人間の複雑な心理的要因がありました。
また、サボる=悪というわけではありません。
サボりという心理を理解しておくことで
日常生活や、仕事、学校などでうまく取り入れて
程よくサボることで、本来のパフォーマンス効果が上がることもありますよ。
<参考>
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