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レジャーシーズン間もなく到来!『山開き・海開き』ってなに?

みなさん、こんにちは!


気が付けば7月!


夏休みが目前ですね。


ますます暑くなるこれからの季節。


熱中症対策を心がけて、楽しい夏を迎えられるようにしましょう!



さて、夏休みと言えば海や山に出かける方も多いのではないでしょうか。


そんな中、ニュースなどで


『山開き』や『海開き』といった言葉を聞くこともありますよね。


言葉として聞いたことはあっても、実際になにをしているのか


どういった背景があるのかということは、


意外と知らないのではないでしょうか?


そこで、今回のママ職ブログでは、夏のレジャー前に知っておきたい


『山開き』『海開き』について見ていきたいと思います!



●山開き・海開きって何?


山開きは、毎年だいたい7月1日に全国的に行われる行事のひとつです。


「だいたい」というのは実際には自治体によって、


日程が違うのでこういう表記になってしまいますが


3月頃~7月の初旬までに済ませます。



対して『海開き』は海水浴場のオープン時に行われるもので


山開きに習って始まったのだそうですよ


こちらも主に7月中旬ごろまでに全国的に終わりますが


沖縄では3月に海開きを行うことが多く


毎年ニュースに取り上げられたりしますよね。


どちらも山と海での安全を祈願するものですから、大切な行事ですよね。



●山開きの歴史


山開きはどんなきっかけで始まったのでしょうか?


日本では昔から、山は神聖なものとして信仰の対象でした。


そのため、修行僧や山伏といった人々が


修行をするために入山していました。


女人禁制といって、女性の入山を禁止していたり


一般の男性も入山規制があったのだそうです。


ところが、江戸時代半ば頃から


一般庶民も山へ参拝をする人が多くなってきたのです。


そこで、一般の人が安全に山に入れる期間として


『山開き』が行われるようになりました。


ここから、山開きは安全祈願の意味合いが強くなったそうです。


また現実問題として、山からは生活に基づいた恩恵を受けられますが


日本は火山の国なので、火山の噴火などから人々を守るために


入山出来る期間を設けていたということもあるようです。



特に有名なのは富士山の山開きですね。


ニュースにも取り上げられるので、


見たことあるという方も多いのではないでしょうか。


山開きは全国どこの山でもやっているわけではありません。


富士山のように、特別な管理下に置かれている山で行われています。


そのため、1年中上ることの出来る山もありますが


初心者は山開き=山に登れる期間と思っておくと、


安心ではないでしょうか。


とはいえ、山開きしたから全体安全!というわけではありません。


特に富士山など標高の高い山では、


山頂付近などに雪が残っている場合もあります。


また富士山では、ルートによって山開きの日が違っています。


山開きが済んでいないと、山小屋も開いていないので気を付けてください。



●海開きに川開き?!


海開きは前述したように、山開きに習って行われるようになりました。


海水浴はレジャーではなく、健康目的として明治時代にすでに行われおり


神奈川県の大磯が海水浴場発祥の地だそうです。


その後昭和4年頃に、湘南に海水浴場組合が誕生し


この頃から『海開き』が行われるようになったのだそうです。


山開き同様、安全祈願するのはもちろんですが、


危険な生物がいないか、水質は大丈夫かなどの確認はもちろん、


海の家やシャワーの設置といった設備の確認までしっかりと準備をして


海開きが行われているのです。



また、海開きと対象に海じまいがあります。


昔から「お盆を過ぎると海に入ってはいけない」と言われますよね。


これは、海にクラゲなどの危険生物が出始めることと


潮の流れが変わり、離岸流などで流され溺れやすくなることから


昔から言われてきたことです。


そのため、この頃に海水浴場を閉める『海じまい』が行われます。


サーフィンなどで海に慣れている、という人以外は


この期間だけ、海に入ることが出来ると覚えておくと安心ですね。



さらに、あまり聞き馴染みはありませんが


『川開き』もあるのをご存知でしたでしょうか?


こちらは海開きよりも歴史が深く、江戸時代にはすでにあったのだとか。


納涼の季節の開始を祝う行事ですが、


それと共に水難事故の防止祈願と、


水難者の供養を込めて行われるのだそうです。


東京・両国で行われることが有名で、


屋形船や打ち上げ花火をしていたのだそうです。


あれ?もしかして…と思った方もいらっしゃるのでは?


そうです、現代でも行われている隅田川花火大会がそれにあたります。



全国各地でも、灯篭流しをするなど『川開き』という名前ではありませんが


今も受け継がれている行事のひとつなんですよ。



いかがでしたか?


何気なく聞いて知っていたつもりの『山開き・海開き』。


安全祈願はもちろんですが、身を守るための教えがそこにありました。


背景を知ることで、改めて楽しさだけではない自然の怖さも学び、


安全に夏のレジャーを楽しみたいですね!




【参考】



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