世界ではこんなものにまで!?本当にあった驚きの税金制度
みなさん、こんにちは!
本日3月6日は、二十四節気のひとつ「啓蟄(けいちつ)」です。
冬ごもりしていた虫や生き物たちもそろそろ目を覚まし、
いよいよ春がやってきますね。
とはいえ、まだまだ朝晩は冷え込みますので、
体調管理には十分気を付けてお過ごしください!
(ばっどばつまるさんによる写真ACからの写真)
さて、日本では近年、増税や物価高騰ばかりで、
家計にとって厳しい状況が続いていますよね。
そんな中ですが、ちょっと気分を変えて、
世界にはどんな税金があるのか一緒にのぞいてみませんか?
今回は、思わず「えっ、そんなものにまで!?」と驚くような
世界のおもしろい税金制度をピックアップしてみたいと思います!
★税金でお国事情がわかる!?
では早速、どんな税金制度があるのか見てみましょう♪
・ハンガリー:ポテトチップス税
実は成人の約4人に1人が肥満、という肥満体国のハンガリーでは、
2011年から健康増進税(通称ポテトチップス税)が導入されました。
食生活の改善や肥満対策のため、
塩分や糖分が多い食品や飲料に5~20%の税金が課されます。
また、ポテトチップス税と似た税金として、
砂糖を含む炭酸飲料に課せられる、アメリカの「ソーダ税」や、
脂肪分を含むバターやチーズなどが対象となるデンマークの「脂肪税」
などもあります。
・オーストラリア:学位税
国立大学の授業料を国が負担しているオーストラリアでは、
大学を卒業する時に授与される“学位”に税金が課せられます。
と言っても、大学を卒業後に、一定以上の収入があれば、3~6%の範囲で
徴収されるものなので、学費の後払い的な性格のもののようですね。
(acworksさんによる写真ACからの写真)
・イギリス:渋滞税
慢性的な渋滞とそれに伴う大気汚染が社会問題となっていたイギリスでは、
特定のエリア・特定の時間帯に自動車で通行すると課金されるシステムが
2003年に導入されました。
その結果、渋滞は平均で30%緩和され、
一定の効果を得る税金となっているようです。
また2019年からは超低排出区域を設け、CO2排出量の多い車に対し、
1日約1,800円の支払いが義務化されているのだそうですよ。
・ドイツ:営業税
飲食店以外の店舗は日曜営業してはいけない
という法律があるドイツでは、
日曜日に営業した店舗には税金が課せられます。
労働環境が良く、生産性も高いドイツだからこその税金制度ですね。
・アメリカ:光るおもちゃ税
アメリカのウエストバージニア州で導入されたこの税は、
凶悪犯罪抑止のために子どもの頃から銃が身近にない環境を
作ろうというのが目的。
主に激しく発行したり、火花が出るようなおもちゃに課税されます。
導入後は、実際に犯罪率が低下し、全米でもトップクラスに
治安がいい州になったのだとか。
…などなど。
税金の名称だけ見れば、とてもユニークで個性的な制度に感じられますが、
課税理由を見てみると、深刻な社会問題や様々な背景など、
その国ならではの事情を垣間見ることができますね。
(acworksさんによる写真ACからの写真)
★日本にも!世界では珍しい○○税
ここまで世界ばかりに目を向けてきましたが、
実は日本にも、世界では珍しい税金制度があるのです!
それが「入湯税」。
温泉を利用する際に利用者に課せられる、基本額150円の税金です。
日本人にとっては馴染みのある税金ですが、
海外からの観光客にとっては驚きの税金制度なのだとか。
また、全世帯における単身世帯の割合が半分を超える東京都豊島区では、
「狭小住戸集合住宅税(=ワンルームマンション税)」なるものが
存在します。
具体的に言うと、ワンルームマンションを建築する際に、
建築業者に課税される税金で、その税額はなんと1戸につき50万円。
これにより、ファミリー世帯向けの良質な住宅が少ない、という
偏った住宅事情を改善することを目指しているのだそう。
また過去には、
ギャンブル性の強いカードゲーム類に課された「トランプ類税」や、
軍備拡張の財源確保のための「醤油税」なども存在していたそうですよ。
(GrandcPhotosさんによる写真ACからの写真)
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したものの他にも、世界にはまだまだ
様々な税金制度が存在しますよ。
どんな税金があるのか親子で調べ合ったり、
将来こんな税金制度があったらいいなぁと考えたりするのも良いですね♪
≪参考≫
Comments