子どもの読書意欲を高められる!?『アニマシオン』とは
みなさん、こんにちは!
一昨日の2月3日は“節分”でしたね。
“節分”を過ぎれば、いよいよ春もすぐそこです!
とはいえまだまだ冷え込みの厳しい日が続きますので、
引き続き体調管理には気を付けてお過ごしください。
さて突然ですがみなさん、「読書」は好きですか?
読むだけで、未知の世界を体験できたり、人生を豊かにしてくれたり…
そんな「読書」には、語彙力や読解力が育つ、想像力が豊かになるなど、
本当にたくさんのメリットがありますので、
「子どもに読書する習慣をつけさせたい!」
と思っている親御さんも多いことと思います。
ですが、本の他にも魅力的なメディアが溢れているこの時代に、
子どもに読書する習慣をつけさせるのは至難の業ですよね(汗)
そこで今回のママ職ブログでは、子どもの読書意欲を高めるための
方法のひとつ『アニマシオン』についてご紹介したいと思います!
★スペイン生まれの読書教育法
『アニマシオン』が始まったのは、1970年代のスペイン。
当時ジャーナリストだったモンセラ・サルト氏によって、
子どもたちに読書の楽しさを伝えるとともに、
読む力を引き出すために、と開発されました。
以降、自分の考えを持ちながら本を読み解き、
さらに伝えるという主体的な読み手を育む取り組みとして、
日本でも注目を集めています。
その具体的な方法はというと、“作戦”と呼ばれる75種類の
プログラムのうちどれかひとつを、いつもの読み聞かせなどの際に
組み込むだけ。
今回は、準備物が少なく、ご家庭でも簡単に取り組めるプログラムを
3つピックアップしてご紹介いたします。
ご紹介できなかった作戦についてはぜひ、下記書籍をご参照ください。
どれも遊び感覚で取り組めるものですので、
気軽に始めることができると思います!
まずは手始めに、この作戦から!
★読みちがえた読み聞かせ〈作戦No.1〉
【対象】まだ文字が読めない子~小学校低学年の子。
【目的】読み聞かせへの興味をもたせること。
【準備】聞き手のレベルに合った易しい内容の絵本のみ。
【実践方法】まずは、あらすじがつかみやすいようにゆっくりと、
選んだ絵本を読み上げます。
読み終わったら、しばしおしゃべりタイム。
「どの登場人物が好き?」とか「それはどうして?」などと
尋ねてみてください。
次に、もう一度同じ絵本を読むことを告げて、さらに
もし読み間違えたら「違うよ」と声をかけてくれるように言います。
そして読み手は、ところどころ言葉をさしかえたり(※)、
登場人物の名前や場面設定を変えたりしながら、
二度目の読み聞かせを行います。
聞き手が間違いを見つけたら、その都度知らせてもらいましょう。
(※=類義語や反意語、もっと美しい言い方などに変えること)
この作戦を繰り返し、子どもが絵本に興味をもちはじめたら
次の作戦です!
★前かな?後ろかな?〈作戦No.12〉
【対象】年齢問わず、自分で本を読むことができる子。
【目的】集中力を上げることや、できごとの順序やそのテンポを
しっかり把握すること。
【準備】聞き手のレベルに合った絵本と、カード数枚。
※絵本の中から好きな段落をいくつか抜き出し、
カード1枚に1つずつ書き写して(聞き手には見せないで!)、
順番がバラバラになるようによく切っておきます。
【実践方法】まずは、いつもどおりの読み聞かせをしましょう。
その後絵本を閉じたら、聞き手にカードを見せて、
カードが物語の順になるように並べ替えてもらいます。
納得できるまで考えることができたら、
絵本を開いて答え合わせをしましょう。
★これが私のつけた書名〈作戦No.11〉
【対象】小学校高学年以上がおすすめ(大人もOK!)。
【目的】作品を深く読み、じっくりと考え、
自分の発見したことを人に伝えられるようになる。
【準備】年齢に応じた本(絵本よりも長めのお話がおすすめ)、
紙と筆記用具。
【実践方法】この作戦はぜひ、親子で一緒に取り組んでみてください。
まずは選んだ本をじっくり読み込みます(できれば、親も子も同じ話を、
別々に読んでください)。
その後、読んだ本の書名とは別の題名を、それぞれに考えます。
いくつも思いついた場合は、どれかひとつに絞ってください。
ひとつに絞ったところで、お互いに考えた書名と、その理由や考えを
伝え合いましょう。
いかがでしたでしょうか。
他にも、「これ、だれのもの?〈作戦No.2〉」
「聴いたとおりにします〈作戦No.55〉」
「一緒のほうが、うまくいく〈作戦No.63〉」…などなど、
タイトルを聞いただけでもワクワクしてしまうような作戦が
たくさんありますよ♪
この機会にぜひ、
ご家族みなさんで『アニマシオン』に取り組んでみませんか?
≪参考≫
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