男女で違いがあるの?『Man Flu』とは?
みなさん、こんにちは!
相変わらず、季節が数日単位で目まぐるしくかわり
その気温差で疲れが出がちですね。
筆者の子どもが通う学校でも、次々と学級閉鎖が続いています。
みなさんも、休めるときにしっかり休んで
元気に過ごしましょう!
さて、みなさんの周りにこういう人はいませんか?
熱を測ると微熱なのに
「普段の平熱が低いからこれは高熱に相当するくらい辛い!」
と言って寝込む男性。
ママ友同士で話をしていると、「うちの旦那も!」と
結構あるあるな話だと思います。
ところで、どうしてそんなに男の人ばかり
そういう症状がみられるのでしょうか?
今回のママ職ブログでは
そんな体調不良にまつわる面白い話を取り上げたいと思います。
●男の人は大げさなのか?
先程ご紹介したように、たいしたことのない症状なのに
特につらいと感じる症状は男の人に多く見られます。
熱だけに限らず、怪我や病気の時に
大げさに不快感や痛みを主張することを総称し
その症状は欧米でも
男性(Man)とインフルエンザ(Influenza)を合わせた造語
『Man Flu(マンフル)』と呼ばれています。
きちんとした辞典にも載っている言葉だそうですが
一般的に広まってもいなければ、使う人もいませんよね。
言葉の認知はありませんが、その状態のことを
話のネタや笑い話のように取り上げられることが多いので
言葉自体の認知度は低いのかもしれません。
女性からしたら「単に大げさに言ってるだけでしょ!(笑)」と思いますが
実は、医学界でも研究されているんですよ。
世界の4大医学誌のひとつと言われている
イギリスの医学雑誌『BMJ』(『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』)。
こちらにも掲載されています。
この症状の定義としては、前述したように
男性が風邪や他の軽い疾患にかかった際に、
症状を大げさに表現し、過剰に不快感を訴えることを指します。
また、特別扱いや過剰なケアを求めるといった傾向がみられるそうです。
心当たりある!という方も多いかもしれませんね。
●医学的に見た『Man Flu』
実は、男性のほうが症状を重く感じる原因というのが
大きく分けて2つあるようです。
それを見ていきましょう。
★生物学的に男性は女性よりも免疫系が弱い可能性がある。
男性のほうが、女性に比べて免疫系が弱く
インフルエンザや風邪にかかりやすいのだそうです。
そのため、同じインフルエンザに罹ったとしても
男性のほうが症状を重く感じるのだそうです。
これには男性ホルモンが関係しているとも言われていて
マウスの実験でも、メスのマウスよりオスのマウスのほうが
インフルエンザの罹患率・死亡率が高かったのだそうです。
★「男は強い!」というプレッシャーからくる心理的要因
今ではジェンダーレスが広がりつつあるので
少しずつ、男=強いという考え方も変化してきていますが
それでも多くのイメージは男や男らしさといったもののイメージは
強くてたくましいイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
男性自身もそう育てられてきた人が多いので、
そのイメージを持っているのだと思います。
そのため、風邪をひいたり怪我をすると弱ることが出来るので
その反動で大げさに言うのではないか、という考え方があるそうです。
●Man Fluの対処法
では、身近な男性が『Man Flu』を発祥したらどうすればいいでしょうか?
まず、その症状がどのくらい辛いのかを確認して
共感してあげることが大切なのだそうです。
病院に行くことを勧めるのはもちろんですが
子どもだと思って、
思いっきり甘やかしてあげるのが一番効果的かもしれません。
忙しいママたちからしたら
「こっちは多少の体調不良でも動いてるわ!」と
イライラしてしまうのですが
『Man Flu』が原因だと思って、ちょっぴり優しくしてあげてください。
もちろん、『Man Flu』という症状はまだ研究途中で
確実にそうだと決まったわけではないですが
もし職場や家庭などで身近な男性が『Man Flu』を発祥したら
心の中で「やれやれ、仕方ないな」と思いつつ
あたたかく見守ってあげてくださいね。
いかがでしたか?
まさかあの症状に言葉があったなんて!というのが驚きですね。
特に心理的要因部分などは、まだまだ研究が必要ではありますが
何より、男女関係なく体調管理をきちんとして
こうした症状があるという理解を持っておくことが大切ですね。
【参考】
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