野菜くずを有効活用!?『べジブロス』とは
みなさん、こんにちは!
長いと思っていた夏休みも気付けばもう終わりですね。
既に学校などが始まっている地域もありますよね。
まだまだ暑さが残りますので、体調に気を付けながら
元気に過ごしていきたいですね。
とはいえ9月を過ぎ始めると徐々に涼しくなってくるのも事実。
そうなると温かいものが食べたくなりますよね。
そこで、今回はこれから秋冬に向けてピッタリ?!
エコにもなる栄養たっぷりな『べジブロス』をご紹介したいと思います。
●べジブロスってなに?
そもそも『べジブロス』とは一体何でしょう?
べジブロスは『ベジ(野菜)』と『ブロス(出汁)』を組み合わせた造語で
『野菜の出汁』ということになります。
野菜と言っても、使うのは普段生ごみとして捨ててしまう部分。
葉っぱや皮、ヘタ、種、根の部分などを煮込んで作ったものです。
一般社団法人ホールフード協会のタカコナカムラさんが
べジブロスの火付け役となり、
最近ではSDGzなども重なって、社会に浸透してきています。
●べジブロスの効果
野菜は捨ててしまう部分こそ栄養がたくさんあると
昔からよく言われているように、べジブロスの効果も様々です。
そのメインは『ファイトケミカル』。
野菜や果物に含まれる化学成分のことです。
化学成分というと、薬品をイメージするかもしれませんが
ポリフェノールやイソフラボンといった
みなさんも聞いたことのある天然素材です。
植物が紫外線や虫などから自分を守るために生成された
香りや色素、アクなどだそうです。
このファイトケミカルのおかげでべジブロスは
★免疫力アップ
★抗酸化作用で老化防止
★美肌効果アップ
★生活習慣病予防
が期待できると言われています。
●べジブロスの作り方
それでは、早速べジブロスの作り方をご紹介したいと思います。
【材料】(1リットル分)
★野菜くず…両手1杯分(250g程度)
★水…1300ml
★酒…小さじ1
【作り方】
1. 大きな鍋に、野菜くずと水、お酒を入れて火にかけます。
※お酒は臭みを取るのと、うまみを足す効果があります。
2.沸騰する直前までは強火で、
ふつふつしてきたら弱火にし、20~30分煮こみます。
※野菜が少し踊るくらいの弱火で!強火だと野菜が煮崩れてしまいます。
3. 火を止めたらボウルにざるをのせ、野菜を濾して出来上がりです!
べジブロスを作る際、野菜くずを5種類以上入れると
深みが出て使いやすいべジブロスになります。
ちなみに、野菜くずと言っていますが果物の皮や種、芯などもOKです。
ローリエや黒コショウなどハーブ系を入れても良いそうですよ。
また、野菜くずは苦みや臭みが出やすいものもあります。
例えば、ブロッコリーやキャベツは臭みが出やすく
玉ねぎの皮やカリフラワーは苦みが出やすいのだそうです。
クセは強めですが、とても栄養素がたっぷりですので
これらの野菜くずを使う場合は、煮込む時間を短くしたり、
カレーなどの味の濃いものに使うと、気にならなくなるので
使い方を工夫するのも良いですよね。
野菜くずを使う上で、
農薬や土が気になるという方もいらっしゃると思います。
その場合は、たわしなどを使いしっかりと水洗いをすればOK。
それでも、どうしても農薬が気になる場合は、
意外と簡単な方法で農薬を除去することが出来るのでやってみてください。
やり方としては、前述した水洗い。
水洗いは、30秒以上流水で洗えばOKです。
また、同じ『洗う』でも50度以上のお湯で洗うのも効果的です。
水だけでは不安という場合は
お塩やお酢、重曹(食品用)を大きめのボウルに小さじ1杯溶かし、
1分つけ置きした後、流水でしっかりと洗い流してください。
ただしどの方法も長くやりすぎると、
大切な栄養素も抜け出てしまうので要注意です。
キノコ類は、濡らした布巾で拭き取ればOKですよ。
ちなみに、日本で流通している野菜や果物の残留農薬は
厚生労働省により人体に影響のないレベルで設定されているので
安心して食べることが出来ます。
いかがでしたか?
べジブロスは何にでも使えます。
スープやカレー、シチューなどはもちろん、
お味噌汁や離乳食にも使えますよ。
保存も密閉容器や食品保存容器に入れて冷蔵保存で3日ほど。
冷凍保存の場合は1か月を目安に使い切ってください。
様々なお料理で使えるので、ぜひ作ってみてくださいね。
栄養たっぷりのべジブロスで、秋冬も元気に過ごしましょう♪
【参考】
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