高校で金融や投資を学ぶ時代が来た?!
みなさん、こんにちは!
気付けば2月ももう後半。
インフルエンザや花粉症など、この時期に流行るものも多いですね。
特に花粉症の方はこれからますます辛い季節ですよね。
基本の予防は心がけ、体調に気を付けながら
春を楽しみに待ちたいですね。
さて、突然ですがみなさんは
ここ数年で私たちの子どもの頃と比べて
学校の授業内容が変化してきているというのはご存知でしょうか?
ママ職ブログでもいくつか取り上げていますので
よろしければご覧になってみてくださいね。
今回ご紹介するのは高校の学習指導要領に追加され
2022年度より家庭科の授業に取り入れられる
『金融教育』です。
金融教育?まだ早いんじゃない?!
と、思うかもしれませんが今年の4月から
成人年齢が18歳に引き下げられます。
それによって、クレジットカードをはじめ
ローンを組んだりすることも親の同意無しで
契約することができるようになります。
契約してから
「知らなかった」「わからなかった」
では、遅いですよね。
そこで、今回のママ職ブログでは
金融教育について見ていきたいと思います。
●実はすでに子どもたちは学んでいる?!
改めて、金融教育というとどんなイメージがありますか?
大半の人は『消費者金融』といったものを思い出すでしょうか。
確かに、『金融』という言葉自体で
お金の貸し借りといった意味もあるので
イメージはあまり良くないですよね。
ただ、子どもたちへの金融教育というのは
お金の使い方、貯蓄、資産管理など
幅広い分野で学ぶことを目的としています。
前述した高校での金融教育は、2022年度4月からですが
実は、小学校中学校ではすでに取り入れられているのです。
小学校では2020年に、中学校では2021年に
学習指導要領が新しいものになっており
その中に金融教育が含まれています。
と、言っても単体の科目としてあるわけではなく
社会科・技術家庭科・道徳などの科目の中に
その要素が含まれています。
今回、高校で金融教育が必須となり
小学校から高校まで一貫して学ぶことになります。
●金融教育の中身は…?
小学校での金融教育は、低学年と高学年では違いますが
例えば、近所の商店街やスーパーで買い物するときにどうするか、
調理実習で使うための食材を実際に買ってくる、
お小遣い帳をつけてお金の流れを学ぶ
というように、身近なことに絡めて学ぶことが多いようです。
それを踏まえ、中学校ではもっと幅を広げていきます。
マイカーやマイホームの疑似商談をしたり
作ってみたい会社のプランを考え、
資金調達や株式投資などを学ぶ、ということを行うそうです。
ちょっと楽しそうですよね。
そして、4月から導入される高校での金融教育では
中学校で学んだ家計管理などはもちろん
具体的な金融商品・資産形成・投資信託、
株やFXといったことも学べるのだそうです。
これは大人でも受けたいですね!!
●家庭でできる金融教育とは?
こうして金融教育が始まりますが
学校で学ぶだけでいいのでしょうか?
お金を使って物を買うという流れは
小さな子どもにも身近なことであるはずです。
何より、金融教育というのは小さいころから行うのが一番良いとのこと。
先進国では以前から、子どもへの金融教育は当たり前です。
投資信託をゲームで学んだり、リスク管理を学んだりと
日本の大人でも知らないことが
海外の子どもたちは知っていて当たり前のこととして
既に学んでいるのです。
とはいえ、日本ではまだまだ始まったばかり。
家庭で出来る金融教育ってあるのでしょうか?
実は以前、ママ職代表山崎が書いた記事
の中で、山崎が子どもへの金融教育の考え方を述べています。
これがまさに家庭での金融教育と言うべき内容なので
詳しくはぜひブログを読んで頂きたいです。
また、買い物に一緒に行った時に
誰が作ってどういう流れでお店に並んでいるのか
なぜお金を払うのか
といったことを伝えるというのも金融教育のひとつなのです。
いかがでしたか?
2022年度からスタートする金融教育。
実はまだまだ不安要素もあるのだそうです。
高校では、家庭科に金融教育が入ります。
ただ、家庭科の先生が金融を教えるというのも限界がありますし
株やFXなどを『家計管理』におさめてしまう
というのもいささか乱暴な気がしますよね。
高校でも、ひとつの教科内で教えるのではなく
数学や社会など、様々な教科で教えたほうがいいのでは?
という声があるのも事実なのです。
4月から始まる金融教育ですが、
今後また少しずつ変わることもあるかもしれませんね。
これを機会に私たち親世代も、
子どもたちと一緒に金融を学んでいきたいですね。
【参考】
Comments